父が肺がんになりました。

呑気な父が突然の肺がん宣告。ステージIV。

母の足。

母はずーっと前から膝を痛がっていた。 が、何年も前に診てもらった町医者さんに「まだ、手術は早い」と言われたのをずーっと信じており、私が違うちゃんとした医者に行けと言っても 「お母さんの足はまだそんなに悪くないんだよ!!」 とプチ切れしていた。 ど…

入院7回目、8回目。

7回目。前回と全く同じで書くことなしなのだが、入院時の説明の時先生は 「次の入院は4週間後で」 と言った。 私「え、3週間後でなくていいんですか?」 先「いや、4週間後でいいです。あまり打ってもあれなので…」 あれってなんだ。 が、退院直前に父が聞いた話に…

めんどくさい旦那さん。

「ティファールの湯沸かし器より沸騰はやくてさー」 Sちゃんは真顔で言う。 もともと口うるさい人だとは聞いていた。 「子供がいい大学に入るには母親が仕事しないで面倒みなきゃだめなんだ!!」 とか 「子供の結婚だって、今は親がやってやらなきゃだめなんだ…

入院6回目。

こなれた感じで入院6回目。 サクッと入院、点滴3日間、サクッと4日目に退院。 血液中の成分の数値が下がる前提なので、退院2日後に通院して魔法の注射を打ってもらった。 これで3週間通院もなしらしい。 ところでこの魔法の注射を打った時のお会計は1万円ち…

案の定。

抗がん剤投与後、10日程で血液の数値がだだ下がり⤵ またまた個室に移された。担当の先生は、またこの先1週間程様子見でと言った。 だが、先生が翌週まるまる不在なので他の先生に引き継いでおくとのこと。他の先生かー。怖くない人だといいなー。が。その翌…

洗濯。

父の病院に行くたびにパジャマや下着などの洗濯物を持って帰っている。 病院でレンタルパジャマなどもあるようだが、寂しがり屋の父のためにこんなにしょっちゅうお見舞いに行っているのだから、まあ洗濯物は持ち帰ってやる方がいいだろう。 そんなある日、…

違う抗がん剤スタート。

胸水問題が解決したため今回はサクッと抗がん剤スタート。 ただ前のとは違う種類なので経過観察が必要だ。点滴も前と同じ3日間。 抗がん剤って本や聞く話だと日帰りで出来たり、薬なんかでもあるらしいけど、あれは何が違うんだろうなあ。とりあえず、様子見…

相部屋。

我が家は病室は相部屋でお願いしている。 個室代にプラスのお金を出せるような余裕はないし、いい保険にも入ってないし。 でも毎回入院時、「相部屋希望でよろしいんですか?」と事務の人に確認される。 その雰囲気から察するにほとんどの人が個室を希望するの…

入院5回目。

実質5回目の入院。 もう入院手続きにも慣れたもので、事務の手続きの不備をこちらから指摘するほどになってしまった(あの書類いらないんですか?など)。 病室へのセッティング(衣類や小物などをしまう作業)も母とチャチャチャっと片付けてしまう。 看護師さ…

検査&診察。

間1週間空けてレントゲンと造影CTを撮り、それを元に先生の診察を受けた。心配だった肺炎状態はだいぶ落ち着いたので、予定通り次の週から入院ということになった。新しい抗がん剤のことは前々回の退院の時に聞いたけど、また改めて説明して頂いた。 前のよ…

抗がん剤を打てずに退院。

熱は落ち着いたものの、血液検査やレントゲンで炎症反応が出続けているとのこと。が、一旦退院にしましょう、と先生に言われた。点滴と同じ作用の炎症を抑える薬を自宅で何日か飲み、通院で確認して落ち着いたら改めて抗がん剤をしましょう、と。そうですか(…

癒着術2回目。

ようやっと前回うまくいかなかった、肺の外側と内側の膜?をくっつけて、その間にじわじわ出てくる胸水を止める治療が出来た(6月11日の記事を参考にして下さい)。 前とは違う薬剤を使うとの事。先生:「この治療で炎症を起こして熱が出る人もいます」へー、でも…

入院4回目。

父:「今度(の入院)は10日ぐれえ(ぐらい)かさあ(´•ω•`)」 私:「1ヶ月だよ、1ヶ月!前の退院の時先生とはなしたじゃん!(°A°`)」 父:「そーなん?!(そうなの?!)」 脳に転移してるのかと本気で心配になる暑い夏の日。 父は4度目の入院をした。 相変わらず治る気ま…

偶然?

父の知り合いの人にも肺がんが発覚した。 この人は父と同じく自営で仕事をしていて、この人(Aさんとします)がタバコを止めるから父も止めるきっかけになったと言っていた人だった。 私はあまり面識がなかったのだが、訳あって父が最初入院した時にご挨拶し…

思うようにならん(´•ω•`)

3回目の入院&抗がん剤。 予定通り胸水をちゅーっと抜いて、すぐさま抗がん剤を注入し、はい5日で退院。 と、なったのだが。 退院の前の日に父から電話があり 「来月から抗がん剤変えたいから、その件で娘さんと話したいって先生が言ってるんよー」 少し早め…

検査と診察。

退院して2週間経たずにレントゲンと造影CTを取りに行った。 1度目はあんなに騒いだのに血液検査はせず。 そうゆうもんなのか。 この日はほんとに撮っただけ。1週間後、先生の診察。こないだ撮ったレントゲンとCTと、治療始める前のそれらを比較して見せてく…

やっと退院。

父が先生に聞いて金曜日退院となった。 1週間でさくっと帰る予定が丸々3週間。 何がと、言うわけではないが地味にキツかった。父がきついのはもちろんだが、お見舞いに行く家族にもいろいろある。うちの場合は病院の場所。 父母の家から車で丸々1時間。 父は…

今度こそ?

私:「ガッカリするのも疲れたから先生がドレーン終了と言っても話半分で聞こう」 とネガティブな提案を父にしたわたくし。 いいのか悪いのかわかんないけど、父は同意し達観してくれた。 さすがよく似たネガティブ親子(o・・o)/ そして5度目の正直ぐらいでやっ…

肺を癒着させるとは

肺というのは一層の膜で肺が成り立ってるのでなく、ざっくり言うと肺本体とそれ覆う外膜があるようで、その間にある胸膜腔と言うところに水や空気が溜まるらしい。 で、それを出なくするためにそこに炎症をわざと起こさせる薬を投入すると癒着して水が出なく…

再入院。

退院からちょうど一週間後、初抗がん剤から4週間経った日に再入院した。当初の予定では入院から三日後から抗がん剤投与で一週間後には退院だったのだが。先生:「肺からの水がかなり出てるので先に抜きますね」1番最初もそうだったようなのだが、どこぞの処置室…

つかの間のシャバ。

次の抗がん剤のための入院までちょうど一週間。 つかのまのシャバを満喫するかと思いきや、父:「膝がガクガクして歩きづらい(´•ω•`)」と、家の中で放心状態で過ごしてばかりだった。 これじゃ、入院してるのと変わらんじゃんか(・・;)長い間隔離されて過ごした…

入院費。

最初は1回払って高額療養費制度を申請して差額返してもらえばいいかな、と思っていた。 しかし、どうすりゃいんだろ。レッツGoogle(o・・o)/…ナンヤワカランので、市役所に電話し単刀直入に 「うちの父の限度額はいくらですか?」 と聞いてみた。どうやら年齢、収入…

待望の。

先生「数値が安定してきたので、明後日レントゲンと血液検査したら退院なさって大丈夫です」待望の「退院」 夢にまで見た「退院」(つω-`)父の人生の目標が退院になっていた病院生活。 ガンの具体的な症状が出てないのだから、治療のありがたみより入院の苦しみが…

父はあてにならんので。

血液の数値を睨んでたら上がると思ってるのか、父は暇があれば血液検査の結果表を見ていた。ある日担当の看護師さんが 「先生と御家族がお話した方がいいと思うので、よかったら明日も来ていただけませんか?」と言ってくれた。うちの父はいつも先生が説明して…

猫のよう。

部屋移動と同じ頃から髪の毛が抜け始めた。 2週間なんともなかったのに急に来た。 でもよく聞くみたいに、シャンプーしたらゴソッとって感じではなく、頭をいじるとパサパサと抜ける感じでまさに猫のようだった。 まあ、元々毛が少ないからかな。食事のほう…

過保護。

8000円(仮)の部屋に入ってからは、お見舞いの人はマスク着用、入室前に除菌ジェルで手を消毒しなければいけなくなった。 メンドクサイ(´•ω•`)父は部屋から出ることさえも禁じられ、毎日通っていた院内のコンビニにも行けないので、看護師さんに代わりに缶コーヒー…

どんどん下がる。

血液検査する度にずんどこ下がる血小板と白血球の数値。ある日父から電話が来て「えれえことになっちゃったで!」 (訳:大変なことになってしまったよ)聞くと、あまりに数値が下がって感染症にかかる危険があるので、空気清浄の強い部屋に移動することになった…

何もおこらない。

看護師さん:「ご飯食べられますかぁ?」父:「食べられます(o・・o)/」看:「気持ち悪いとかないですか?」父:「ないです(*^ω^*)」看:「だるいとかないですか?」父:「ないです(´•ω•`)」朝に夕に毎日毎日繰り返されるこの会話。 1週間たっても2週間経っても何もおこらない…

転移してなかった。

骨シンチグラフィと脳MRI(CTかも)でどちらにも転移はしていないことがわかった。ほ。ので、翌週初めから抗がん剤開始。点滴で入れる。 1日目:カルボプラチン+エトポシド 2日目:エトポシド 3日目:エトポシド (ドラクエのパスワードか)ひと月でこれだけ。 私…

ステージIV。

先生「厳しいことを申し上げますが…」レントゲンなどのデータが見られる説明室。 見ると左肺にだけ水が溜まっていて、言われれば黒い影が見える。思ったより大きい。 治療方針などが書かれているA4の紙をこちらに示しながら、担当の男の先生が慣れた風でもなく…